本記事では、看護師が知っておくべきアレルギー関連の英単語7つを厳選して紹介します。
アレルギー反応を迅速かつ正確に判断し、患者さんに適切な対応につなげましょう。忙しい中でも、食事中や寝る前の5分一緒に勉強しませんか?
この記事をオススメする人
・忙しくて英語を勉強する時間がない方
・救急外来で働いている方
・アレルギー症状がある方
アレルギーに関する医療英語
アレルギーは、患者さんが日常的に抱える問題のひとつ。
海外での診療や、外国人患者とのやりとりで、
アレルギーに関する症状を理解することは看護師にとって重要です。
しかし、アレルギー関連の医療英単語は、日常的に使う機会が少ないため、
しっかり覚えておく必要があります。
☟「会話フレーズ|アレルギー対応」も一緒に確認してくださいね。
英語の発音や意味を解説!カタカナ発音との違いは?
発音に焦点をあててみます。
アレルギー
英語では allergy/ˈælərdʒi/(アレルジー)と少し異なります。
特に 「ル」 の部分は 「ラ」 に近い音になり、
最後の 「ジー」 も 「ギー」 に聞こえることが多い。
喘息
英語では asthma/ˈæsmə/(アズマ)と発音。
日本語の「喘息」とは少し異なり、英語では「アズマ」と「ス」と「ス音」は発音しない。
つまり、「アス」に近い音が強調され、「ス」部分はほとんど聞こえません。

馴染みのない発音です…。
カタカナの発音に慣れていると海外で伝わりにくいこともあるので
意識して練習してみましょう。
アレルギーを正しく伝えることは、医療現場だけでなく、日常生活でもとても大切。
英語の発音の違いを理解し、正しい表現を身につけておきましょう!
Allergy

① Allergy アレルギー
発音:allergy/ˈælərdʒi/(アレルジー)
免疫系が特定の物質(食べ物、花粉、薬など)に過剰反応する状態。
例文
I have an allergy to peanuts.
私はピーナッツアレルギーがあります。
関連する症状
・かゆみ(Itching)
・発疹(Rash)
つまずきポイント
「アレルギー」と聞くと「体調不良」と結びつけやすいが、英語では「allergy」が反応そのものを指すことを意識する。発音も日本語の「アレルギー」と少し違って「アレルジー」。
💡 一緒に覚えよう
Allergen アレルゲン
発音:アレルジェン
アレルギー反応を引き起こす原因物質。
Pollen is a common allergen.(花粉は一般的なアレルゲンです。)
アレルギーは、体が特定の物質に過敏に反応する状態 アレルゲンはその反応を引き起こす物質(例えば、花粉や食品) アレルギーは症状として現れ、アレルゲンはその原因となる物質。 |
Medication

② Medication 薬、薬物治療
発音:メディケイション
例文
Any medication allergies?
薬のアレルギーはありますか?
関連する語
・ Prescription(処方箋)
・ Side effects(副作用):薬を使うことで起こる予期しない症状。
💡 こう覚えよう
メディケイションは「薬」を意味するので、英語の「med」(医療)と「cation」(治療の意味)を合わせた言葉として覚えると、医療関係の単語として思い出しやすいです。
Anaphylaxis

③ Anaphylaxis アナフィラキシー
発音:アナフィラキシス
短時間で命に関わる重いアレルギー反応。病院で緊急対応が必要。
例文
Anaphylaxis requires immediate medical attention.
アナフィラキシーはすぐに医療対応が必要です。
関連する症状:
・ Difficulty breathing(呼吸困難)
・ Loss of consciousness(意識喪失)
つまずきポイント
「アナフィラキシー」は重度のアレルギー反応。早急な対応が必要。
Epinephrine

④ Epinephrine エピネフリン
発音:エピネフリン
アナフィラキシーの治療薬
例文
Epinephrine can save lives in anaphylaxis.
エピネフリンはアナフィラキシー時に命を救います。
関連する症状
・ Increased heart rate:心拍数の増加
・ Increased blood pressure:血圧上昇
つまずきポイント
「エピネフリン」は「アドレナリン」の成分。
アナフィラキシー時に使われるので、使い方もしっかり覚えておきましょう。
Asthma

⑤ Asthma 喘息
発音:asthma/ˈæsmə/(アズマ)
例文
I have asthma.
私は喘息があります。
関連する症状
・ chest tightness:胸部の圧迫感
・ phlegm:痰
つまずきポイント
喘息発作時に使用する吸入器はInhaler。
英語の「asthma」の発音や意味が難しい。
喘息の発作時に「wheezing」も併発するので、症状をセットで覚えましょう。
Wheezing

⑥ Wheezing 喘鳴
発音:ウィージング
喘息やアナフィラキシーで見られる、
気道が狭くなりヒューヒューという呼吸音
例文
He started wheezing after running.
彼は走った後、ゼーゼーし始めた。
関連する症状
・ Shortness of breath:呼吸困難
Hives

⑦ Hives じんましん
発音:ハイブズ
じんましん。皮膚にかゆみを伴う赤い腫れが出る症状。食物アレルギーや薬の副作用で発生。
例文
I broke out in hives after eating shrimp.
エビを食べたらじんましんが出ました。
関連する症状
・ Skin rash:発疹
・ Redness:赤み
つまずきポイント
「hives」は「じんましん」と訳されますが、
「赤い発疹」や「かゆみ」を伴うことに焦点を当てて覚えましょう。
日本語の「じんましん」との違いに注意。

似ているけどhiveはハチの巣という意味だよ
食品アレルギー8項目を英語で言える?

【食物アレルギーの主要8項目】
1. Milk (乳)
2. Egg (卵)
3. Peanut (落花生/ピーナッツ)
4. Shrimp (えび)
5. Crab (かに)
6. Walnut (くるみ)
7. Buckwheat (そば)
8. Wheat (小麦)
これらは海外でも特に重要視されている食物アレルギーです。
アレルギーを伝える際には、「I’m allergic to ○○.」と言えば簡単に伝わります。
看護師として対応力UPにつなげる

アレルギーに関する英単語をまとめましたがいかかでしたでしょうか?
✅Allergy(アレルギー)とAllergen(アレルゲン)の違い
✅Anaphylaxis(アナフィラキシー)の危険性
など海外の医療現場で役立つ単語を厳選しました。
実際の会話でどう使うのか、簡単フレーズとともに解説しているのでお楽しみに!
記憶の定着には間隔を空けた復習(間隔反復)が効果的です。
- 最初の復習:学習した24時間以内
- 2回目の復習:2〜3日後
- 3回目の復習:1週間後
- 4回目の復習:1か月後

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