日本とアメリカの調味料について後編ではスープの素やソース類、料理酒など、料理の味を決める重要な調味料についてです。
アメリカでは日本でおなじみのコンソメや鶏がらスープの素が手に入りにくかったり、デミグラスソースの代わりに使えるものが違ったりと、工夫が必要な場面もあります。
今回は、そんな調味料の違いと代用方法について紹介します!
この記事がおすすめな人
・デミグラスソースを探している
・アメリカに引っ越したばかり
・アメリカの食文化に興味がある
☟前編では塩や小麦粉などの基本的な食材を紹介
コンソメ
日本でおなじみの「コンソメ」は、アメリカではそのままの名称では売られていません。
代わりに、「Bouillon(ブイヨン)」や「Broth(ブロス)」という名称で販売されています。
アメリカでコンソメ代わりに使用

• Knorr Chicken Flavor Bouillon(クノール チキンフレーバーブイヨン)
キューブタイプと顆粒タイプがあり、スープや炒め物に使いやすい。

✅使い方のポイント
日本のコンソメより塩分が強めなので、少しずつ加えて味を調整。
野菜や肉と一緒に煮込めばスープ。
ホワイトソースや肉の下味にも活躍です!
Soup Stock(スープストック)って何?
アメリカでは肉や野菜のベースとなる出汁は、Soup Stock(スープストック)といい、鶏・牛・野菜など粉末ではなくパックに液体で入っている。

鶏がらスープ

「鶏がらスープの素」に近いと感じるのは、
Walmartのプライベート商品「Chicken Bouillon Powder(チキンブイヨンパウダー)」です。

✅使い方のポイント
コンソメと同じく塩分が強め。
少しずつ加えて味を調整。
中華風味にしたい場合は、ごま油(Sesami Oil)を足すと良い。
・チャーハンやピラフ
レモン果汁

アメリカでは「Lemon Juice」として販売されており、スーパーのジュースコーナーに並んでいることが多いです。

✅使い方のポイント
日本のレモン果汁と比べて酸味が強めなので、料理に使う際は少しずつ加える。
・生クリームの泡立て
・ネギ塩レモンソース
デミグラスソースの代わりにグレイビーソース

デミグラスソースについては、日本では定番のソースですが、アメリカのスーパーではほとんど見かけません。
代わりに、「グレイビーソース」が使われます。
グレイビーソースは、肉やポテト料理にぴったりで、非常に濃厚な味わいが特徴です。日本のデミグラスソースとは少し味が異なりますが、どちらも肉料理に欠かせないソースとして重宝します。
私は秤を使わず、いつも計量カップ使用しています!
細かく量らなくてもカップでもおいしく作れますよ。
グレイビーソースの粉デミグラス風ソース 材料(約2〜3人分) • グレイビーソースパウダー … 1袋(24g) • 水 … 1カップ(240ml) ※パッケージの指示に従う • ケチャップ … 大さじ1.5 • ウスターソース(または中濃ソース) … 大さじ1.5 • バター … 15g 作り方 鍋に水とグレイビーソースパウダーを入れ、よく混ぜる。 中火にかけ、混ぜながら加熱。とろみがついてきたら、ケチャップとウスターソースを加える。 バターを加えて溶かし、全体をなじませたら完成! |
ウスターソースや中濃ソースがない場合の代用レシピ 代用1:醤油&砂糖 • 醤油 … 大さじ1 • 砂糖 … 小さじ1 代用2:ケチャップ&醤油&酢 • ケチャップ … 大さじ1 • 醤油 … 小さじ1 • 酢 … 小さじ1/2 |

見つけられなかった頃は、トマトペースト缶+醤油+酢でデミグラスソース風に仕上げていました。
近くにあったらラッキー:アジアンマーケット

便利なアジアンマーケットと食材調達
Mapなどで
「Asian market」
「Asian grocery store」
「Japanese grocery store」
「Korean/Chinese market」で検索してみてください。
アメリカは韓国人や中国人のコミュニティも多く、アジアンマーケットが意外と近くにあるかも!ぜひ調べてみてください。
店舗によりますが、日本のお菓子・うどん・豆腐・餃子の冷凍も売っていました。
箸や食器もありました。

料理酒
日本の料理酒 :
White Cooking Wine / Dry Sherry
違い:アメリカでは「Cooking Wine」として販売。
• 代用品:白ワインやアップルサイダービネガー(りんご酢)を少量加えると、料理のコクが出る。
料理酒がなくても料理にはそれほど影響はないので、料理酒なしでも日本食づくりにはそれほど影響はないです。白ワインをたまに使っています。
日本からもってくべき調味料
アメリカでもアジアンマーケットに行けば日本の調味料は買えるけど…「持ってきてよかった!」と思うもの、ありますよね?
スーツケースに余裕があるなら
✅ お好みソース
たこ焼きや焼きそば好きなら必須!
ソースの匂いがたまらない!!
✅ 塩こうじ(うま味アップ&万能!)
からあげもおいしく仕上がります!
コンパクトで持っていく価値あり!
✅ コンソメ・鶏がらスープ・味の素(スープや炒め物にサッと使えて便利!)
アメリカでも購入できますが、高いので
ふりかけは要チェック!
「ゆかり」や「青菜」など好みのものがあれば持参推奨!ご飯にまぜるだけでランチが完成なのはありがたい!
インスタント味噌汁は…?
20食分ほど持っていきましたが味噌を買えばあまり使用しません。
自炊あまりしない・家族が朝早い人は多めに持っていくのは良いかもしれません。
醤油は…?
かさばるしスーパーでも手に入りやすいので、持ってこなくて良いと思います。
最後に

前編後編で調味料についてお伝えしました。
アメリカのご飯は肉!ジャガイモ!
日本のだし文化は代えがたいものです。
色々な調味料試してみて下さいね!
次の記事は、
買ってみておすすめの調味料についてです。
お楽しみに!
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